SENSEI NOTE という小中高の先生向けSNS サービスを運営しています。中学の教師を務める友人から教師のやりがいと悩みを聞いたことをきっかけに学校で奮闘している彼らを応援できる社会を作りたいと考えサービスを作りました。

私はこのサービスを始める前に全国の1000人以上の先生にインタビューをしましたが先生が置かれている環境は特殊です。

先生に対する世間の風当たりは強いものの、トラブル対応や学校の行事運営などといった授業以外の業務に日々追われ続けています。

また、多忙故に職場内のコミュニケーションは薄くなりがちで悩みをもったときに周りに相談できないケースが増えています。

朝日新聞など様々な媒体にもとりあげられ既に数千人を超える先生の方達に使っていただいています。

大学卒業後は教育系出版社で大手女性向けサイトのウェブマーケティングに携わっていましたが検索エンジン流入経由のユーザ数を増やす重要性は前職を通じて学びました。先生は特定の場所に固まっていないため広告施策も打ちづらいという課題があり、かつ予算も限られているため低コストに散らばっている先生を集客できるSEO施策は大きな魅力でした。

アルコさんとは前職時代のつながりもあってマーケティング施策について何度かディスカッションさせていただいていました。

その中で出てきたアイデアにユーザをサービスに直接集めるのではなく有益な情報を検索経由で提供することでSENSEI NOTE を知ってもらえばいいのでは？というものがありました。

そのディスカッションから先生向けのイベントポータルSENSEI PORTAL が生まれています。

当初は自社でSEO対策をやっていたのですが、正直何が正解かわからず流入数も伸び悩んでいたため依頼をさせていただいたという経緯です。

一緒に取り組み始めて4ヶ月ほどで検索経由の流入数は倍以上に増え、それに伴い先生の登録者数も10倍以上に増えています。

サービスを使っていただきたいユーザ像が「先生」というニッチなターゲットなので、どのようなキーワードであればユーザの課題解決ができるのかがわかりませんでした。

しかし、アルコさんにアドバイスをもらったインタビュー手法などでコンバージョンにつながるキーワードを発見することができています。

それらのキーワード毎にユーザ課題を解決するコンテンツを作っていくことで検索経由のトラフィックは伸び続けています。

現状のフェーズはサービスの収益化よりも、ユーザの満足度を高めることを優先していますがビジネスとして回り始めた際はコンバージョン改善などの取り組みもお願いしたいと思っています。